20071130Fri
■COMIC□ビッグコミックオリジナル■ PLUTO(5) / 手塚治虫・浦沢直樹
![]() | PLUTO 5―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックス) 浦沢 直樹 手塚 治虫 小学館 2007-11-30 by G-Tools |
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PLUTOは面白いッ!!が、その気持ちとは裏腹にある種の寂しさと言ったらいいのか分からないけれども、自分自身に悲しみや悔しさを感じる作品なんですよね。というのは言うまでもなく故手塚治虫先生の漫画作品である鉄腕アトムのリメイクであるPLUTOはあとがきの村上知彦さん曰く「まるで手塚治虫という作家の全体像を、この作品の内部に再構築することで跡づけしているかのようだ。」というように本作はアトムというよりは浦沢直樹による手塚治虫という偉大な作家の集大成を描こうとしている作品なのかもしれないのだが、その奥深さを楽しむほど私の引き出しに手塚治虫の作品がないのである。
手塚治虫という背景を無視しても文句なく面白い作品ではあるのだが、そういった事実をはっきりと見聞きしてしまうと、単純に楽しもうと思っていた気持ちにもやがかかってしまう。どこかで「これは違った見方をして深く楽しめる作品なんだ。手塚治虫という作家を再考するにも一役買う作品なんだ。」と思ってしまうと、100%楽しめている感じがしなくなってしまうんですよね。まあ、そんなこと言っていても仕方がないので割り切って表面上だけ楽しんで、後々手塚治虫作品を掘り返した時に読み直してもう一度楽しもうとは思っているのですが…。
20世紀少年も完結した浦沢先生。ファンとしてはPLUTOのペースを上げていただきたいのですが、■その他情報■ 浦沢直樹が大学教授に(GA MAnga News)という話もありますし、体にかなりの負担がかかっていると言うことも聞いていますので、ペースが落ちることこそあれど、上がることがないのかなあ?まあ、休載しまくる作家もいますし、連載ペースが上がらずコミックス発売が少ない作家さんもおりますが、一番お願いしたいことは「死ぬな!」「途中で終るな!」「構想どおり連載を終えろ!」ということなのでとりあえず描いていただければなんでもいいです。想像以上に負担が掛かるだろうPLUTOの連載ですから、PLUTOが最終回を迎えるまで他の連載はもたなそうな感じもしますね。とりあえず6巻を待つのみです。
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